【ローモバ建設】初心者必見:医療所の重要性と必要数~負傷兵の扱いを聖堂と合わせて解説~
上級者は理解している人が多いのですが、意外と軽視されている感が拭えない医療所。
たしかに兵隊を増やすのには、医療所はそこまで効果を発揮しません。
ですが、医療所が少ないというのは、兵隊を増やそうと思う前の段階のプレーヤーや兵隊を増やしてこれから戦闘をするぞという人にとっては致命的な欠陥です。
今回はそんな医療所について、なぜ医療所が重要なのか?医療所が少ないとどういうことになるのかについて徹底解説します。
建設:医療所とは?
ローモバの医療所は、戦いで負傷した兵士を収容・治療することができる施設です。
医療所の容量は施設の数やレベル、研究や召喚獣のスキルによる拡張度合いによって決定されます。
レベル | 医療所容量 |
---|---|
1 | 1,000 |
2 | 1,500 |
3 | 2,200 |
4 | 3,000 |
5 | 4,500 |
6 | 9,000 |
7 | 10,500 |
8 | 12,000 |
9 | 13,500 |
10 | 15,000 |
11 | 16,500 |
12 | 18,000 |
13 | 19,500 |
14 | 21,000 |
15 | 22,500 |
16 | 24,500 |
17 | 25,500 |
18 | 24,000 |
19 | 25,500 |
20 | 27,000 |
21 | 28,500 |
22 | 30,500 |
23 | 32,500 |
24 | 34,500 |
25 | 40,000 |
医療所はレベル25になると追加効果として、軍隊HPが5%上昇します。そのため、基本的にレベル25にするのがスタンダードです。
医療所は領地内のタイルの種類として「赤色」軍隊系の建設に該当し、最大16個作ることができます。タイルの種類についてはこちら⇒【ローモバ建設】0からはじめる領地育成〜建設の基本とおすすめ配置数~
加えて、医療所の容量を増やす研究が3つ、召喚獣は1体存在します。
研究は軍隊戦術の項目の「医療所容量Ⅰ」、ワンダー戦争の項目の「医療所容量Ⅱ」、部隊武装の項目の「医療所容量Ⅲ」の3つがあります。
研究の一覧についてはこちら⇒【ローモバ研究】研究の基礎と研究ツリー~研究の効果を理解して選択しよう!~
召喚獣はシャーマンモグラの強化系スキル「ナチュラルリメディ」が該当します。
シャーマンモグラのスキルについてはこちら⇒【ローモバ召喚獣】レベル3召喚の書~スキル比較~
最大約80万の兵隊を医療所に収容することができます。
医療所と聖堂~負傷兵と死者数の関係~
医療所の容量が最大80万入ることが分かりましたが、医療所の重要性は負傷兵の仕組みについて理解していなければ、正しく理解することはできません。
医療所の仕組み
医療所の仕組みは以下のようになっています。
- 攻撃時に負傷した兵の6割が医療所に収容される
- 防衛時に負傷した兵の10割が医療所に収容される
- 医療所の兵数が上限になるとグレードの高い兵士が収容される
- 医療所から溢れた兵士は死亡扱いとなる
- ワンダー戦の場合、防衛側でも6割が死亡する
例題:医療所の容量が30万で、兵士が90万(内訳:t4歩・馬・弓各20万、t2歩・馬・弓各10万)とします。
この時、防衛で歩兵方陣の際に、前衛、中衛、後衛と段階的に全滅した場合、医療所に20万のt4歩兵、10万のt4騎兵収容され、残りの兵隊60万は死亡扱いになります。
一方で、一気に全滅すると医療所にはt4の歩・騎・弓が平均的に10万づつ収容されます。
現在のローモバでは、医療所から溢れた兵士には「聖堂」が適用されるため、実際に「死亡する兵士」と「死亡扱いとして聖堂に行き戻ってくる兵士」がいます。
聖堂の仕組み
聖堂の仕組みは以下のようになっています。
- 医療所が満員で溢れた兵士が収容される
- 医療所から溢れた兵士の8割を収容される
- 聖堂が満タンになるとグレードの高い兵士が収容される
- 天からの復活の上限は1,250,000、天からの援軍は上限なし
- 天からの援軍は3,000,000で一時停止する
- 攻撃時の収容割合は天からの援軍に1割、天からの復活に7割
- 防衛時の収容割合は天からの援軍に6割、天からの復活に2割
- ワンダー戦では聖堂は機能しない
例題:医療所の容量が30万で、兵士が20Mとします。
この時、防衛で全滅したとすると、医療所に30万、聖堂には天からの復活に125万、天からの援軍に11.82Mが送られます。残りの8.18Mは死亡します。
一方で、医療所が10万で、25万の単騎が全滅した場合、医療所には10万、聖堂には天からの復活に3.5万、天からの援軍に0.5万、11万が死亡します。
聖堂には「天からの援軍」と「天からの復活」の2種類があり、攻撃と防衛で大きく割合が異なります。
天からの援軍は最大3Mづつの復帰となっており、6時間で3M貯まります。一方、天からの復活は時間の経過か「神通力」を使って回復させます。
「天のミッション」をクリアすることで神通力を追加でゲットすることができ、使用しなければ保留され使用していれば毎日更新されます。
また、神通力は医療所に回復していない兵隊が貯まっているほど、回復速度が遅くなり、兵士の階級(ティア数)によって必要量が異なります。
兵士階級(1兵あたり) | 必要神通力数 |
---|---|
t1(第1部隊) | 1 |
t2(第2部隊) | 2 |
t3(第3部隊) | 3 |
t4(第4部隊) | 5 |
t5(第5部隊) | 10 |
天からの復活に貯められる兵士数と神通力の回復量は城のレベルによって変化します。
城レベル | 神通力増加量/時間 | 最大収容量(天からの復活) |
---|---|---|
1 | 620 | 4,000 |
2 | 680 | 10,000 |
3 | 740 | 18,000 |
4 | 800 | 26,000 |
5 | 860 | 34,000 |
6 | 920 | 42,000 |
7 | 980 | 55,000 |
8 | 1,040 | 75,000 |
9 | 1,100 | 95,000 |
10 | 1,160 | 115,000 |
11 | 1,220 | 140,000 |
12 | 1,280 | 170,000 |
13 | 1,340 | 200,000 |
14 | 1,400 | 250,000 |
15 | 1,460 | 300,000 |
16 | 1,520 | 350,000 |
17 | 1,580 | 400,000 |
18 | 1,640 | 450,000 |
19 | 1,700 | 500,000 |
20 | 1,760 | 550,000 |
21 | 1,830 | 625,000 |
22 | 1,910 | 700,000 |
23 | 2,020 | 800,000 |
24 | 2,130 | 950,000 |
25 | 2,240 | 1,250,000 |
天からの援軍に関しては上限はなく、攻撃では医療所から溢れた兵士の1割が追加され続け、防衛では医療所から溢れた兵士の6割が追加され続けます。
聖堂の登場で一番、注目すべきは受け側のリスクが非常に軽くなったこと。防衛戦にチャレンジしやすくなった!
医療所と聖堂の注意事項(機能しない条件)
医療所と聖堂は特定の条件下では機能しません。その条件は以下のようになります。
- 医療所はヘルファイアを食らうと機能しない
- 聖堂はワンダー戦では機能しない
召喚獣ブラックウイングのスキルである「ヘルファイア」は相手の兵士を死亡させる効果があります。ブラックウイングについてはこちら⇒【ローモバ召喚獣】課金召喚獣の書~スキル比較~
ヘルファイアを使用されると、兵隊は医療所に送られず、そのまま死亡します。ただ、城への攻撃の場合は聖堂が適用されるため、死亡した兵士の内、6割が天からの援軍に、1割が天からの復活に送られます。
一方、聖堂はワンダー戦争では機能しない仕組みとなっています。
ワンダー戦争というのは、ワンダーベースのみならず、各種要塞や「聖騎士戦」「男爵戦」「帝王戦」を含みます。ワンダー戦では、医療所は機能するけど、聖堂は機能しないため、医療所が少ない状態で挑むとそのまま死亡します。
つまり、ワンダー戦争で、ヘルファイアを使われた場合はそのまま負傷した兵隊がすべて死亡するという事態となります。
実際のレポートは上記のようになります。詳細はこちら⇒【ローモバ聖騎士】KXD聖騎士チャレンジ!聖騎士戦の雰囲気をあなたにも。
これが聖堂と医療所の両方が機能しない唯一の状況です。
ヘルファイアがきそうな状況で医療所が溢れる状態だけは避けよう!
医療所が少ないとどうなるのか?
ここまでくればもう医療所が少ない方が良いという人は少ないと思いますが、ダメ押しで最悪な例を2つ紹介します。
- タイルキルで兵が死亡する
- 医療所0で壊滅的な被害
今回はこの2つのレポートをみてみましょう。
まずは、医療所0でラリーを受けたケースです。お相手の兵数は4Mで1億パワーが減っているので、多くの高ティアの兵隊が死亡していることが伺えます。
ちなみに戦闘をしている人からすると「こいつ医療所ないじゃん!めちゃうま~」ってなります。笑
「農業でバリアをしているから医療所少なくても大丈夫だよね?」と思っているプレーヤーは、たまに湧くタイルキラーにとっては美味しい獲物です。
資源地の採取は1進軍だけとは限らず、最大8進軍出していたら、このあと大量の死者を出すことになります。私がタイルキルするなら間違いなく、同じ相手のタイルを探して優先的に攻撃しますね。笑
タイルキルについてはこちら⇒【ローモバ戦闘小ネタ】タイルキルは立派な戦略!?実施と対策のポイントを解説
昔はタイルキルは普通に行われていましたが、医療所を増やして対策するのが一般的でした。
備えあれば憂いなし。
医療所が多いことで起きる嬉しいメリット
医療所がないことによって起こるデメリットは理解することができたと思いますが、では大きなメリットとしてはどのようなものがあるのでしょうか?
- メリット➀:単騎されたときに死者がでにくい
- メリット②:荘園より兵に与えるブーストの影響が多い
- メリット③:治療兵を貯められるためバッグの資源を節約できる
単騎されたときに死者がでにくい
基本的にしっかりと作られた城であれば、医療所をしっかりと作っていれば、死者が出にくくなります。
上記の画像はグリフォン罠の耐久実験を行った際の、レポートです。実験の内容はアンチ兵種(不利兵種)で受けてどのくらいの被害が出るのかというものです。
攻撃側のブーストは単種1,000%前後、防衛側のブーストはバランスで500%前後です。もし、医療所が20万ぐらいだったら、防衛側に死者がでてしまいます。
聖堂に送られた場合、復活まで時間がかかりますが、医療所であれば資源と時短があれば連続で攻撃されても死者が出にくくなります。
しっかりと防衛できる城を作っても医療所が少ないと死者を出してしまい、次の攻撃に備えられないため、一斉単騎の餌食です。
近年の軽城と呼ばれる逃がせる兵隊数で戦闘をしている人は数人で一気に単騎される可能性を考慮して城を作る必要があります。
そこで、医療所が役に立つというわけです。グリフォン罠の運用についてはこちら⇒【ローモバ防衛編】グリ罠降臨!完成したグリ罠をKVKで運用してみた~城構成から対応まで解説!~
荘園より兵に与えるブーストの影響が多い
よく比較されるものとして荘園が挙げられますが、荘園と医療所はどちらが軍隊にとって良いかを説くなら多くの場合、医療所となります。
荘園と医療所は共にレベル25になると、軍隊系のブーストが乗るようになります。
これをシンプルに比較してみます。
施設名 | ブースト |
---|---|
荘園 | 軍隊攻撃2% |
医療所 | 軍隊HP5% |
基本的に攻撃とHPの重要度は、ほぼ等価であるというのが現在のローモバ界の世論です。荘園は2%なのに対して医療所は5%とブースト価値としては2.5倍の開きがあるというのが現状です。
シンプルに比較した場合、医療所を作った方が強くなるというが分かります。こういった背景から上級者は医療所を多くしていることが多いです。
※使用者のブーストによっては変わる可能性は0ではありません。
治療兵を貯められるためバッグの資源を節約できる
ここに関しては付属的な側面になりますが、医療所が多いと急いで兵隊を回復する必要はありません。
よくある場面ですが、ラリーを何発も連続して打ったり、激しいワンダー戦では兵隊が医療所にどんどん貯まっていきます。
そのため、派兵を続けるためには兵隊を回復させる必要があります。
仮に兵隊を回復させないと大量の死者がでてしまうので、そこまで愚かなプレーヤーはまずいません。
ローモバでは多くのギルドで、資源を供給する銀行といわれるアカウントを運用していますが、供給速度には限界があり、人数が多いと間に合わなくなります。
そんな時に資源をバックから出す必要が生まれ、資源難民に陥ってしまうことが起こります。
医療所の容量が多ければ、あとで資源をもらったり、野焼きをして回収をすることで、このようなことは起こりにくくなるため、付属なメリットとなります。
最低医療所数と推奨医療所数
ここまでの話で医療所を作ることがどれだけメリットがり、作らないことで起こる弊害を理解してもらえたと思います。
では、一体、どのぐらいの医療所が必要になるのでしょうか?
最低医療所数
これは推奨するものではありませんが、あなたが戦闘をする場合の最低医療所数というのは、計算で求めることができます。
まずは、単騎の基本は軍拡50%を使った状態です。単騎の準備についてはこちら⇒【ローモバ攻撃編】はじめての攻撃をサポート~5ステップ…才能メモリー・編成ストック・クイック換装~
単騎の兵数は37.5万になります。この時、もし全滅してしまった場合、6割が医療所に、4割が聖堂と死亡扱いです。
このとき、必要な医療所の量は「37.5万×60%=22.5万」となります。
医療所容量のブーストがすべて終わっている場合は医療所1個あたりが5.04万、終わっていない場合は4万なので、5つが最低ラインと分かります。
推奨医療所数
結論からいうと、医療所は多ければ、多いほど良いです。
ですが、これでは話が終わってしまうので、最低用意して欲しい推奨のラインについて引いていきます。
ローモバでラリーを連発する機会は多いですが、全滅を想定した大物を攻撃する場合、派兵で3発分は用意しておくのが望ましいです。砲台の場合は軍拡している分被害が多くなり、ウサギとロードが捕まる前提で2発分が目安です。
ここに少し余裕を持たせると、球出しがメインの人は40万、砲台の人は50万は欲しい計算となります。
つまり、少なくとも10個が最低欲しい数字です。
医療所は多い方が良いという結論を組むと、推奨される医療所の数は10個以上16個ということになります。
私は大体40万から60万ぐらいで運用していたよ!
医療所のまとめ
今回は医療所について解説しました。最後に医療所の運用についてまとめておきます。医療所の運用のポイントは以下の3つです。
- 農民・戦闘民問わず、通常は医療所を多くしておく
- 一気に数十Mの増兵を行う時だけは医療所を荘園へ建て替え
- とにかく医療所は多めがいい
この3つのポイントを押さえて、攻撃されても良い、攻撃しても良い状態をキープすることが重要です。
無課金のプレーヤーや初期から戦闘をしたい人は、医療所の容量しか兵を持たない「ゾンビ城」としての運用も1つの手ですよ!
ゾンビ城についてはこちら⇒【ローモバ城構成】脱農民して戦おう!~基本となる3種類の城構成を紹介~
最後の3つめてきとーな感じがするけど重要なのね。