ギルド運営

【ローモバ募集戦略】ローモバマーケティング基礎講座~ニーズからギルド基盤を策定せよ~

【ローモバ募集戦略】ローモバマーケティング基礎講座~ニーズからギルド基盤を策定せよ~
Retry YN

今回はローモバマーケティング第二弾としてプロダクツ、つまり、ギルドの基盤の作成について触れていきます。

ギルドというのは、ゲームを楽しむことができるかどうかに大きく直結します。

多くのプレーヤーはギルドをなんとなく作って、なんとなく楽しめれば良いと思ってギルドを立ち上げたり、加入したりしていますよね。

しかし、ローモバの楽しさにはたくさんの種類があり、その違いによってギルドの運営が上手くいかなくなってしまったり、分裂したりといったことが生じてしまいます。

つまり、運営の段階である程度楽しむ方向性を定義しておくことが、お互いに不快な気分にならない秘訣であり、継続的に楽しむコツです。

本記事では、ギルドの基盤について策定するためのニーズの深堀りの方法を伝授します。今回の内容は今後の募集戦略の足掛かりとなります。

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前回のおさらい~ニーズとギルドの仕組み~

プレーヤーのニーズは大きく分けて3つの分類できることが分かりました。これらは下記の図のように表すことができます。

【ローモバ募集戦略】体系的に学べるローモバマーケティング~ニーズとギルドの仕組みを徹底解説~
プレーヤーのレイヤー

そして、ギルドの運営はこの3つのレイヤーが互いに作用して状況が変化していきます。下記の図のようなイメージとなります。

【ローモバ募集戦略】体系的に学べるローモバマーケティング~ローモバの市場を徹底解説~
ギルドの運営のパワーバランス

これがギルドが成長するのか、衰退するのかの仕組みとなっています。

そして、ギルドを成長させるためには、常にプラスの力が優勢になるようにコントロールしておく必要があるのです。そこで重要となるのが、キックを前提とした募集戦略ということが分かりました。

前回の詳細はこちら⇒【ローモバ募集戦略】体系的に学べるローモバマーケティング~ニーズとギルドの仕組みを徹底解説~

プラスの力を生むギルドの方針

プラスの力を生むためにはギルドの方針が適切に決まっている必要があります。なぜなら、メンバーや運営における基本的な行動指針となるからです。

ギルド方針は窮屈じゃない?

よく聞かれる話ですが、方針を決めると窮屈じゃない?といわれることがありますが、これは考え方を変えると誤りであることが分かります。

例えば、東京から大阪へ移動をすることを検討しています。

この時、ギルドAは飛行機で移動しようと方針を決めます。一方、ギルドBは深夜バスで移動を使用と方針を決めました。また、ギルドCは新幹線で行こうと方針を決めます。ギルドDは車を借りていこうというのを方針としました。

確かに、ギルド単体でみれば、その行動を原則として移動をするため、窮屈に感じるかもしれませんが、参加者はどのギルドに加入しようかといった選択が可能です。

このため、全体でみるとそれぞれのギルドに多様性が生まれます。もし、全部のギルドが飛行機を使ったり、車を使ったり、バスを使ったりを組み合わせてしまったら?

結局、どのギルドもやっていることは同じで多様性が生まれません。

世の中に、達成する目的が同じでも、別の商品がたくさんあるのはこういった理由です。選びたいものを選べるというのは、本当の意味で自由ではないでしょうか。

このことからも、ギルド方針を決めることに何の問題もありません。

方針を決めるメリット

では、いったい方針を決めることで、どのようなメリットがあるのでしょうか?

一般的には方針は目標を達成するために用いられます。一般的な見解についてはChatGPTに聞いてみましょう。

方針は、それを実現するための具体的な目標やタスク、行動計画に落とし込むことができます。方針を分解するプロセスは以下のようになります。

  1. 目標設定: 方針を達成するために、達成可能で明確な目標を設定します。これにはSMART(具体的、測定可能、達成可能、現実的、時間制限付き)な目標を設定することが役立ちます。
  2. タスク分解: 目標を達成するために必要なタスクや活動を特定します。タスクを小さなステップに分解することで、実行可能な単位にし、進捗を容易に追跡できます。
  3. 優先順位付け: タスク間の重要度や緊急度を評価し、優先順位を決定します。これにより、リソースや時間を効果的に配分し、最も重要なタスクに集中できます。
  4. 担当者・リソースの割り当て: タスクをチームメンバーや関係者に割り当て、必要なリソースを確保します。これにより、タスクの実行責任を明確にし、進捗管理が容易になります。
  5. スケジュール作成: タスクの期限やマイルストーンを設定し、プロジェクト全体のスケジュールを作成します。これにより、進捗状況を把握しやすくなり、遅延が発生した場合に対応が容易になります。
  6. 定期的な進捗確認と評価: プロジェクトの進行状況を定期的に確認し、達成度や問題点を評価します。必要に応じて、目標やタスク、スケジュールを調整し、方針達成に向けて効果的なアプローチを継続的に見直します。
ChatGPT(GPT4)

※SMARTとは目標設定に用いられるフレームワークのこと。Specific(具体的に)Measurable(測定可能な)Achievable(達成可能な)Related(関連した)Time-bound(時間の制約)の頭文字を取っている。一般的に経営の企画立案や広告戦略等のビジネスシーンで使われています。

※マイルストーンとは目標に対して重要となる中間目標地点のことを指す。

つまり、ギルドの方針を作ることで、ギルドで目標を設定した際に、細かい行動まで落とし込めるというのが最大のメリットとなります。

例えば、募集で10人のメンバーを1か月で集めるという目標を設定したとしましょう。この時に、ギルドの方針は魔獣討伐で成長するギルドだとします。

そうすると募集の対象はハンター装備を青色以上を持っている人で、魔獣討伐の研究がオール9以上のプレーヤーと妥協点を見つけることができます。

期間が1か月なので、利用者の多いLordsHubとDicordに優先して掲載をしようと決定できます。

多くの人に届けるという意味で投稿回数が重要となるため、アクティブなプレーヤーを10人選び、それぞれ1日3回の投稿をしてもらいます。

1周目で3タイプの募集文を掲載、2周目で効果が出なかったものを排除して、別のものを追加、3周目で最も成果の出たもののみを使用に変更、4周目で投稿すると応募者の相関関係を出し、必要投稿数を決定というスケジュール組むことまでできます。

このように方針があるだけで、やるべきことが見えてきやすいとということが分かったと思います。

ギルドを形作る3つの要素

これは非常に重要な考え方ですが、方針を決めた一切変えないという意味ではありません。なぜなら、方針というのはその時点においてという前提があるからです。

それをカバーするのがビジョンとコンセプトです。

ビジョンの必要性

ビジョン」は、組織が将来達成したい理想的な状態を描くもので、目指すべき未来像を示します。組織の使命や価値観に基づいて策定され、組織全体の目標や戦略の基盤となります。

ローモバでのビジョンは、このゲームにおいて自身あるいはギルドがどんな状態になっていたら楽しいのかという理想を語ることです。方針はその状態にもっていくためのものです。

当ブログにももちろん、ビジョンがあります。

ブログを見にくるようなやる気のある人が迷った時に、一つの価値観を捉えてもらい、日本のローモバ界に次のステージを生み出すきっかけにするというのが当ブログのビジョンです。

ビジョンはいうなれば、原動力です。車でいえば、エンジンの部分に当たります。

コンセプトの関係

コンセプト」はビジョンに基づいて、ギルドの中心となるアイデアや思想を明確にしたものです。基本的な方向性や独自性を明確にし、関係者が共通の理解を持つことを目的としています。

ここでも当ブログを例にして紹介しましょう。

当ブログのコンセプトは自身の経験から実際に効果のあった内容をもとに、ローモバの不明確な基礎を明確化していくというが該当します。

コンセプトはいうなれば、ブランドです。車で言えば、ボディに当たります。

方針・ビジョン・コンセプトの3つの関係

方針・ビジョン・コンセプトについて触れてきましたが、それぞれの関係性は以下のようになります。

【ローモバ募集戦略】ローモバマーケティング基礎講座~ニーズからギルド方針を策定せよ~
ギルドを作る3要素

前回、ギルドの成長と衰退のメカニズムついて話をしましたが、ギルドという形態は3つの要素によって成り立っています。

募集の話なのになんで、ギルドの話をしているのかというと、広告というのは製品を越えることはできないからです。もちろん、誇大広告を出せば、人は集まりますが、結局のところそこまでで終わりです。継続性がありません。

買ったサプリメントがめっちゃ効果ある的なことをうたっていても、買って効果が出なかったらリピートはしませんよね。笑

だからこそ、ギルドからまず見直して定義する必要があります。とはいえ、「いきなりそんなことをいわれてもできません」って声が大きいので先にニーズと戦略から策定して理想の形を見つけ出す必要があります。

ニーズと方針からビジョンを見つけ出せ!

私自身はローモバを何年もやっているので、最初からビジョンを作りますが、はじめての方はそうもいきません。何事も経験から入るのが大事というわけですね。

その順序は以下になります。

  1. プレーヤーのニーズを深堀りし、ターゲットを決定
  2. ターゲットが喜ぶギルド方針を考える
  3. ギルド政策の独自性を考えることでコンセプトとなる
  4. コンセプトから考えられる理想の形をビジョンへ落とし込む

プレーヤーのニーズを深堀りし、ターゲットを決定

まずは、プレーヤーがどんなことを考えているのかで仮説を構築する必要があります。これは自身をモデルしてもいいし、メンバーに聞いてみても良いです。他のギルドを参考にするのも良いでしょう。

例えば、よくあるものは戦闘をはじめたいけど、始められないというものです。

ここで、考えられるのは「自信がないから踏み出せない」「無課金・微課金だから兵が減るのが怖い」「ギルドが同盟を作っているから戦闘ができない」「仲間が攻撃されるのが怖いから攻撃できない」

といった内容が考えられます。

これらの悩みや課題を解決したいというのがプレーヤーのニーズです。今回は課題に着目していますが、楽しみ方から探っても問題ありません。

今回はターゲットを「無課金・微課金だから兵が減るのが怖い」人としましょう。

ターゲットが喜ぶギルド方針を考える

「無課金・微課金だから兵が減るのが怖い」人が喜ぶギルド政策は何だと思いますか?これをChatGPTにきいてみました。

「無課金・微課金だから兵が減るのが怖い」という人たちが喜ぶギルド政策は、以下のような要素を含むことが考えられます。

  1. 資源支援: ギルドメンバーが互いに資源を提供し合い、兵力の維持や増強に必要な資源を手に入れやすくする政策です。これにより、無課金・微課金のプレイヤーも兵力を維持しやすくなります。
  2. 兵力回復のサポート: ギルド内で兵力回復を助けるイベントや活動を行い、無課金・微課金プレイヤーが兵力を回復しやすくする政策です。例えば、兵力回復に役立つアイテムを共有したり、兵力回復のための共同ミッションを実施するなどです。
  3. 力を合わせた戦術: ギルド全体で戦術を練り、強力な敵に対しても無課金・微課金プレイヤーが貢献できるようにする政策です。これにより、無課金・微課金プレイヤーがギルドの一員として活躍できる機会が増え、自分の兵力を減らすことなく戦闘に参加できます。
  4. ギルド内教育と情報共有: ギルド内でプレイヤー同士が戦術や戦略、リソース管理の方法を共有し、無課金・微課金プレイヤーが効果的にゲームを進める方法を学ぶことができる環境を整えます。
  5. インクルーシブなコミュニティ: ギルド内で無課金・微課金プレイヤーが差別されず、互いにサポートし合うコミュニティを作り上げることが重要です。プレイヤー同士が助け合い、一緒に成長することで、無課金・微課金プレイヤーもゲームを楽しむことができます。
ChatGPT(GPT4)

意外とまとを得ていますね。笑

では、この内容をまとめると、「徹底した資源供給と魔獣討伐で無課金でも成長できる無課金・微課金専門戦闘ギルド」といった方針が出てきます。

ギルド政策の独自性を考えることでコンセプトとなる

「徹底した資源供給と魔獣討伐で無課金でも成長できる無課金・微課金専門戦闘ギルド」といった方針まで作成ができましたね。

では、ここから他のギルドとどこが違うのかを見ていきます。これが「独自性」です。

コンセプトの部分はカラーと説明しましたが、独自性はカラーと言い換えることができますね。

無課金・微課金にスポットを当てているのは独自性ということができますね。しかし、資源供給と魔獣討伐はどこのギルドでもできるので、独自性とは言えません。

ですが、無課金・微課金と組み合わせは相性が良いですね。

魔獣討伐政策についてはこちら⇒【ローモバギルド政策】ギルドで魔獣ギフトを落とす必要性~ギルド総生産の概念を理解せよ!~

しかし、もうちょっと差別化の要素を加えた方が良いと思いません?

では、ここに環境要素を加えましょう。

無課金・微課金が安心して移民できる上限5億の戦闘ギルドです。という要素はどうでしょうか?作ろうと思ったら出来そうですね。ひとまず、集まるかどうかはおいておきます。

ここから導き出されたコンセプトは「徹底した資源供給と魔獣討伐で無課金・微課金でも楽しめる超低パワー戦闘ギルド」となりました。

真似して作ってもらってもいいですよ。笑

コンセプトから考えられる理想の形をビジョンへ落とし込む

コンセプトは「徹底した資源供給と魔獣討伐で無課金・微課金でも楽しめる超低パワー戦闘ギルド」と決まりましたが、これでは拡張性がないため、将来的にどうなりたいのかを考えていきます。

ここで、注目するのは無課金・微課金の可能性を高めることです。つまり、このギルドが目指すべき姿は無課金・微課金の可能性について言及することです。

このことからビジョンを「無課金・微課金の可能性を追求できる日本で唯一のギルドを目指す」などにすると良いでしょう。

こんな感じにニーズからギルドの形を模索していくのが、運営初心者にはおすすめです。

講義のまとめ~ニーズはお宝の宝庫である~

今回のようにニーズを深堀りするとギルドは、どんな人の願いが叶えられるのかが見えてきます。

ギルドの運営は個人のためにあるのではありません。立ち上げるのは個人かもしれませんが、本来在籍するプレーヤーが楽しむためにあります。

だからこそ、ローモバの市場から探るのが有効になります。

加えて、現在のローモバの環境は、戦闘できるプレーヤーも増えた、ワンダーなんかは簡単に取れる様になった。これらの状況は、どのギルドでも達成可能が出来るようになってきたからです。

いまこそ、ユーザーのニーズにしっかりと目を向けてギルドの体制を整えてみてください。それが人気ギルドになる秘訣です。

次回はいよいよ、募集の準備に入っていきます。【ローモバ募集戦略】ローモバマーケティング募集講座~ターゲットを仮想の個人へ絞り込め!~

運営お悩み講座
ギルド運営編
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では、また次回おたのしみに~♪

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筆者について
ペンネーム:リト
ペンネーム:リト
ブロガー/コンテンツマーケター
ローモバ歴7年でプレーヤー名:Retry YNで活動をしています。

今では一般的な魔獣討伐ギルドの普及や日本で初の戦闘ギルドをうたった戦闘ギルドDuXの立ち上げなどの経緯があります。

そんな経験からローモバの初心者が戦闘の大海原へ飛び立つ支援のために2021年5月からブログ運営を始めました。

現在はプレーヤーとしての活動よりサポートとしてのメンバーの後方支援がメインです。

本ブログはギルド運営の経験から戦闘ができる城作りの教科書を目指して作成しておりますので、ギルドメンバーの育成や自身の成長にお使いください。

Twitterでたまにイベントを行っているのでフォローして頂けると大変励みになります。
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