【ローモバ募集戦略】ローモバマーケティング募集講座~ターゲットを仮想の個人へ絞り込め!~
早くもローモバマーケティングも第三弾です。
前回はあなたのギルドを商品と見立てて方向性を決定しました。
今回はいよいよ、募集について触れていきます。募集はいわば、商品のプロモーションです。
一般的には勧誘や広告はテキストベースになるため、実はメルマガやはたまた、私のブログのようなコラムやナレッジの概念を用いると募集文の作成が簡単になります。
そして、基本的に直接電話をしたりすることはありませんので、デジタルマーケティングの中のWebマーケティングが該当します。
前回・前々回のおさらい
ここまでの話についておさらいしておきましょう。今回、必要となる内容として、前々回のニーズから導くプレーヤーのレイヤーの話と紹介するギルドの基盤について再確認します。
まず最初にプレーヤーの層というのは以下の図のように分かれています。
このレイヤーの中から募集すべき人は黄色と赤の部分に該当する人たちです。細かい理由についてはこちらの記事を参照してください⇒【ローモバ募集戦略】体系的に学べるローモバマーケティング~ニーズとギルドの仕組みを徹底解説~
簡単にいえば、ギルドの方針に対してプラスに働く可能性のある人たちですね。この前提の上で、前回ギルドというサービスのフレームを作りました。
ギルドは3つの要素で成り立っています。詳細についてはこちらの記事をご覧ください⇒【ローモバ募集戦略】ローモバマーケティング基礎講座~ニーズからギルド基盤を策定せよ~
で、今回の募集がどの部分に当たるのかというと吹き出しに入っている項目の一つがギルメン募集です。
まずは、ここまでの話に追い付いてこれているでしょうか?分からんって方はぜひ、前回・前々回の記事を見直してみてください。
プロダクツとニーズを繋ぐのがプロモーション
ものすごーく簡単にいえば、自社で作成したサービスをそういうものが欲しかったと思っていた人と繋ぎ合わせるのがプロモーションです。
Webマーケティングの世界では、もっと細かく分類されており、一般的には集客⇒教育⇒購入という手順を踏むのですが、ローモバの募集では、集客⇒教育の段階は必要ありません。
その理由として、基本的に募集のプラットフォームをローモバ側が用意しているからです。
例えば、LordsHubやDicord、Yay!などが用意されています。
- LordsHub:ゲーム内から閲覧可能。
- Dicord:https://discord.gg/lordsmobilejp
- Yay!:好きでつながるバーチャルワールドYay!(イェイ)
他にもTwitterやインスタ、TikTok、YouTube、ブログなどの方法もありますが、これらは難易度が高いため、長期的な目線で取り組むものとなります。
※これらは一般的なWebマーケティングの流れを踏むため難易度が高い。
サイトの運営は結構大変。中途半端だと見に来てくれる人があんまりいない…。月に1万人に来るようになったのも1年半ぐらいかかった。
しかし、先ほど紹介したプラットフォームは、ローモバ側が集客と教育の部分を担っているため、あなたがやるべきなのは購入を促す部分です。
メンバー募集の基本はセールス
募集広告というと集客をイメージする人が多いですが、ローモバで求められるのは「セールス」のスキルです。
ここで、話をもっと分かりやすくするために、ローモバのメンバー募集と類似した2つの例を出します。
一般的な投稿はお祭りの屋台
まず、ギルドで広報を行っている人であれば、誰もがやったことがあるであろう募集文の投稿はいうなれば、お祭りに屋台を出している状態です。
上記の画像のようなイメージで、投稿した文章が並んだ状態です。ユーザーは団体で探していたり、個人で真剣に探していたりします。
屋台の内容を詳しく説明するための「セールスライティング」のスキルが必要となります。
これが、一般的な募集投稿の概念となります。
個人の勧誘はビールの売り子
では、加入先探していま~す。なんてケースはどんな状態の該当するのかというと野球場の売り子のようなイメージとなります。
手を挙げている人に、コーラいる?それともビール?フランクフルトは?なんて聞いていく様子と似ています。
このときはユーザーへこちらから声を掛けるため、ユーザーの要望やギルドの説明など相手に合わせた引き出しが必要になります。そのため、コミュニケーションを前提とした「営業」のスキルの方が活きる場合が多いです。
いずれもセールスのスキルですが、少し性質が違うように思えますよね。
これらの特長をしっかりと押えて担当を配置すると効果が出やすくなります。今回はこの中の一般的な募集投稿の方にフォーカスしていきます。
マス広告とターゲット広告
広告の種類は大きく分けると2つの種類に分かれます。それがマス広告とターゲット広告です。マス広告とターゲット広告の違いは以下のようになります。
項目 | マス広告 | ターゲット広告 |
---|---|---|
対象 | 一般の大衆 | 特定のターゲット層 |
広告戦略 | 広範囲に訴求 | 個別化・カスタマイズ |
メディア | テレビ、ラジオ、新聞など | インターネット、SNSなど |
効果測定 | 難しい | 比較的容易 |
コスト | 高い | 低い |
リーチ | 広範囲 | 狭範囲 |
コンバージョン率 | 低い | 高い |
ローモバの中では、ブログやYouTubeがマス広告、プラットフォームへの投稿はターゲット広告となります。
ここで、見て欲しいのはコンバージョン率という項目で、成約率のことを指します。ローモバで言えば、ギルドへの問い合わせや加入ですね。
このことから最も言いたいことは、ターゲットを絞り込むほどギルドの移籍へ繋がり易いということです。
分かりやすい例として、テレビを見て商品を買う人は最近ではあまりいませんよね。インスタなどのSNSやGoogleで検索をしてから商品を買う人の方が圧倒的に多くなっています。
現在のローモバで掲載されているギルドの募集の多くが、どれも一緒に見えてしまうのはこの「ターゲット」の絞り込みが明確ではないからです。
ここまできたらギルドの基盤とターゲットを前回・前々回の記事で解説した意味が分かったのではないでしょうか?
では、ここから本格的に募集テキストの作成について言及していきます。
ターゲットとペルソナの2つの概念
ここまで、ターゲットの重要性をお伝えしてきましたが、セールスの基礎としてペルソナという概念があるので合わせてお伝えして行きます。
ターゲットとペルソナの違い
ターゲットは製品やサービスを提供する際に狙うべき顧客層や市場の範囲を指します。年齢、性別、地域、収入といった属性によって定義されることが多いです。
ローモバで言えば、パワー帯、戦闘民、農民、無課金、微課金、廃課金といった区切りが挙げられます。
一方、ペルソナは製品やサービスを提供する理想的な顧客の具体的なプロフィールを作成することを指します。ターゲットの中でも特に重要とされる顧客のイメージを具体化し、彼らのニーズや悩み、行動パターンなどを詳細に描写します。
ローモバで言えば、特定の個人をイメージしてもらうと分かりやすいです。
例えば、月の課金額は3万で、現在、装備を作成している。しかし、兵隊がまだ8Mしかいなくてバリアが剥がせない。仕事は、システムエンジニアの保守で、稼働しているのが深夜がほとんど。テレワークで、深夜はログインしやすいが、日中は寝ていることが多く、日本人ギルドのライフスタイルに合わないと感じている。
基本的にマーケティングではデータを元に作成しますが、ゲームでそこまでやる必要はないので、仮想ペルソナで問題ありません。
具体的には以下のような違いになります。
項目 | ターゲット | ペルソナ |
---|---|---|
定義 | 狙うべき顧客層や市場の範囲 | 理想的な顧客の具体的なプロフィール |
特徴 | 広い顧客層を定義する | ターゲットの中の理想的な顧客像を具体化する |
属性 | 年齢、性別、地域、収入などの客観的な属性 | 顧客のニーズ、悩み、行動パターンなどの詳細な描写 |
目的 | 広告やプロモーション活動を効果的に行う | 製品開発、広告、コンテンツ作成を顧客に合わせて行う |
マーケティング戦略 | 広告やプロモーション活動の方向性を決定する | 顧客の具体的なニーズに応える製品やサービスを開発する |
セールスライティングでは、このペルソナに近い人の成約数が向上する傾向があります。
ペルソナの課題を見れば、募集で書くべき内容が分かる
前回、ギルドの運営ついて見直しを行いましたが、ここでバッチリ繋がります。
あなたは普段、ギルドのPRをする時に自身のギルドの強みをしっかりと理解できているでしょうか?恐らく、大半の人は「う~ん、何が違うんだろう」「多分、ここだけど他もやってるしな~」っていう感想の方が多いと思います。
ただ、自分達のギルドに来て欲しいから一生懸命、自分達のギルドについての話を書くと思うのですが、それはあくまで自分達がPRしたいことであって、相手に刺さってないんです。
それを探し出すのがペルソナの役割なんです!
前回、このような仮ギルドのコンセプトを作りました。該当するターゲットは「無課金・微課金で戦闘に意欲のある人」です。ここからペルソナ像を作っていきます。
思い浮かばないよーって人はChatGPTを使って下さい。簡単に作った例を紹介します。
ペルソナ名: ユウタ
年齢: 25歳
性別: 男性
職業: システムエンジニア
収入: 年収400万円
住まい: 都市部の1Rマンション
家族構成: 独身
趣味: オンラインゲーム、スポーツ観戦、読書
プレイスタイル: 無課金・微課金で楽しむ、効率的なプレイを重視する
好みのゲームジャンル: 戦争ゲーム、シミュレーション、RPG
ゲーム内の目標: 無課金・微課金でも上位ランカーになれるよう戦略を立てる
ニーズ:
- 無課金・微課金でも楽しめるゲームの攻略情報やアドバイス
- 仲間やチームメイトと協力して強敵に挑む場面
- 無料でも手に入るアイテムやボーナス
- 効率的なプレイ方法を学べるコンテンツや情報
- 戦術や戦略に関する知識を深めるためのリソース
悩み・課題:
- 有料アイテムに頼らずに強くなりたい
- 自分の戦術や戦略が最適かどうかを判断する方法を知りたい
- 無課金・微課金で競争力を維持するための効率的なプレイ方法を見つけたい
- 仲間と協力して戦略を立て、効果的な連携を築きたい
- ゲーム内でのコミュニケーションスキルを向上させたい
こんな感じに簡単に作ってくれます。
ChatGPTのようなAI関連の扱い方については、最近作った別サイトで解説していく予定なので興味があれば、覗いてみてください⇒ジェネレーティブAIと共創する日本語教養サイト
ペルソナ像を見れば、書くべき内容はすぐにわかるはずです。あとは、自身のギルドにある仕組みやカラーからニーズか課題・悩みを照らし合わせます。
有料アイテムに頼らずに強くなりたい⇒ギルド共闘を全員で高得点を取るギルドです。
効率的なプレイ方法を学べるコンテンツや情報⇒お得な情報をみんなでシェアする文化が整ったギルドです。
無料でも手に入るアイテムやボーナス⇒魔獣討伐で無課金でもt4解放者が20人います。
この流れは、課題やニーズへ対してギルドが解決策提示できることを示すことが重要であるというのがなんとなくイメージできませんか?
募集文でやるべきはこのことただ1点なのです。
講義のまとめ~ペルソナで成約率向上~
かなり難しい内容まで入って来たので、今回はここまでです。次回は本格的な文章作成の項目へ入っていきます。
広告の例からターゲットを絞ることによって、募集の問い合わせが向上していくことが分かったと思います。加えて、ゲームが進んでいくにつれてギルドの限界値が向上しているため、ターゲットという概念だけでは決め手になりにくくなりつつあります。
そこで、必要なのはペルソナ像の作成です。ターゲットの中から理想とする特定個人までに仮想の人物を作成することです。
ペルソナ像を作成することで、ユーザーの悩みの根源的理解に繋がり、自身のギルドで叶えられるものがPRすべき箇所であることが分かりました。
ペルソナ像の作成が分からない場合は、ChatGPTに丸投げしてしまえば、簡単に作ることができるので、試してみてください。
次回は、いよいよペルソナ像から募集文の作成に進んでいきます!