【ローモバルール】暗黙のルールは無視してOK!~決めるべきはあなたのルール~
Twitterを覗いていると、よくある暗黙のルール的な話が話題に上がっていました。
私はこの暗黙のルールってものがめちゃくちゃ嫌いです。笑
「暗黙化するなら明文化しろよ」って思ってしまいます。で、個人的な感想をいうと「それってあなたの感想ですよね」しかないです。
もちろん、私のブログではギルド運営に関して色々と書いていますが、これは経験と一部ロジックの入った感想です。
あくまで考え方の1つとして採用するかどうかを検討する材料として提供しています。そりゃ、当然ですよね。
今回もまた、そんな暗黙のルールについて、客観的視点と個人的な視点の両方からアプローチしていこうと思います。
ローモバの暗黙のルールとは?
結論からいうと、ローモバにおける「暗黙のルール」というのは、あくまで個人的主観が増長されたものでしかありません。
一部のプレーヤーから共感を得られて、それを正義として振りかざせるものを暗黙のルールと読んでいます。
ローモバの暗黙のルールの例として、日本人ギルドに対する攻撃禁止、タイルキルの原則禁止、魔獣の横取り禁止などが挙げられます。
基本的に禁止事項に関してのものが多いと思います。
ですが、これらの多くは明確にロードモバイルのゲームシステムから禁止された項目ではなく、「独自の考え方」が反映されたものです。
実際には、これらの内容には是非はなく、反対か賛成かの「2元論」で語られることがほとんどです。つまり、あなたのゲームスタンスに依存する部分です。
よく、この手の内容で物議が醸されるのは、深く思考せずに理解でき、簡単に捉えやすいからですね。
その最たる例が、農民と戦闘民の区分です。私自身はぶっちゃけどうでも良いですが、この2つに分けることで、一般的な人からの認知が容易になり、ブランディングをしやすいという点から使用させてもらっています。
要は、前提としての条件や背景を理解していないと単なる2元論で捉えてしまうというわけですね。世の中は、実際かなりグレーなものの方が多いです。
暗黙のルールに関する議論に結論はない
結局のところ、暗黙のルールに関して議論をしたところで結論はでません。
それよりかは、どう対処するのか、どう捉えるのかの方がよっぽど建設的です。ブログのネタとしては面白し、ポジショントークとして扱いますが。笑
なので、あなたが本来、重要視すべきはメリット・デメリットについて理解することと暗黙化したままにしないというのがポイントとなります。
暗黙のルールの例として、日本人ギルドへ対する攻撃禁止について考えてみましょう。
日本人ギルドへ対する攻撃禁止のメリットは、ヘイトを生みにくく、ギルド募集に対していきなりNGを食らうことは少なくなります。
一方、デメリットとして戦争ゲームとしての遊びの幅を縮めることになります。
あなたのギルドが募集に悩んでいたり、戦力が足りていない場合はメリットが大きくなり、戦争ゲームとして楽しんでいて、募集も順調で戦力も足りている場合はデメリットが大きくなります。
なので、私の捉え方として、ギルド立ち上げすぐは「日本人ギルドへ攻撃禁止にしておく」、ギルドが力をつけてきたら「日本人ギルドへ攻撃OK」にするという風に使い分けています。
「意見が変わっているじゃん」って思われるかもしれませんが、メリット・デメリットから判断をしているので、状況に合わせるのは当然のことです。
暗黙のルールが嫌いな理由は、これらの総合的な判断をせずに、一方的な「確証バイアス」がかかった状態で、押し付けているから嫌いなのです。
元も子もないですが、暗黙のルールを他者に押し付けるだけ無駄というものです。
ギルドでやるべきトラブル対策は3つ
では、ここからが本記事で最も重要な内容に入っていきます。では、実際に暗黙のルールに対してどのように対応すればよいのかという話になります。
暗黙のルールについて否定的な私ですが、ギルドで対応する場合には、その背景にあるものやどういった感情が含まれているのかを理解するのが重要であると考えています。
ギルドでのもめごとの発生要因は、結局のところ、この部分だからです。そして、トラブル防止するためには以下の3つのプロセスが必要です。
- 予防としてのスタンスの決定
- ルールとしての明文化
- トラブル後のルール改善
予防としてのスタンスの決定
私が冒頭で主張した通り、暗黙のルールという状態であるが故に、トラブルが発生するため、明文化して言語化を図る必要があります。
その予防として、スタンスを決定する必要があります。
なぜ、スタンスを決定するかというと、メンバーの募集段階での食い違いを防ぐためでもあります。トラブルに引き金となるメンバーをそもそも入れないというのは、ギルドの運営上、非常に重要です。
暗黙のルールは白黒つける2元論化しやすいため、お互いに理解を示すのに結構時間がかかります。そもそも議論自体に結論を付けることが難しく、最悪、相容れないまま終了することも少なくありません。
これはお互いにとって精神的な消耗と時間が無駄であり、ギルド全体への影響も大きくなってしまいます。
こういったリスクを避けるためにも「我々はこういうスタンスです」と決めておく方がメリットがあります。むしろ、このスタンスの違いこそが、ユーザーの選択幅としてのギルドの独自性にもなります。
感情論ではなく、論理的に考えるために、メリット・デメリットを理解する必要があるというのはこういうことです。
ルールとしての明文化
スタンスが決まったら、あとはルールを作っていきます。
個人的主観の強い暗黙のルールではなく、ギルドとしての組織的ルールとしてしまった方が、多くの人が気持ちの良い環境となります。
多くの方は結構、勘違いをされていますが、ルールというのは禁止を作るためのものではなく、スタンスに基づいた強度を決めるためのものです。
例えば、タイルキルなどはそうですが、完全に禁止なのか、部分的に許容するのか、完全にOKなのかといった具合に強度が異なります。
「ここまでは、OK。ここからはダメ」という線引きがあった方が普通の人は分かりやすいですよね。
ルールには対処についても明記しておく方がもめた時にスムーズなので、必ずセットで付けておきましょう。
ルールの強度という考え方についてはこちらを参考にしてください⇒【ローモバギルド運営】ルール設定の基礎を解説~自衛で分かるルールの強度~
トラブル後のルール改善
ルールを上手に設定した場合でも、トラブルというのはどうしても発生します。見落としているケースや思わぬ欠陥があったりは、人間の想像部分なのでどうしてもしょうがない部分があります。
特に、はじめてギルドを運営している場合などでは、どれも事前に予測するのはなかなか難しいので、トラブル発生後の対応の方が重要です。
一番最悪な対応は、グチグチといつまでも不満を垂れているだけになってしまうことです。また、同じことを繰り返すだけでなんの進展にもなりません。
起こってしまったことはしょうがない。じゃあ、次どうするかです。
トラブルが起こらなければ、気付くことができなかったので、むしろ、収穫です。文句だけ言ってくるのは、ただの無能なので、あなたもそうならなければ良いだけの話ではありませんか。
パンケーキを焼いていて焦がしてしまった。では、「油を増やしてみようか」「もう少し火を弱くしてみようか」ってやるのと一緒です。
それにふわふわなパンケーキが好きな人もいれば、固めなパンケーキが好きな人もいるのでどちらに合せるか?という程度のものです。
ギルド全員が満足するのではなく、ギルドの大多数が満足するを目指して改善していきましょう。
ギルドはあなたの価値観で形成すれば良い
暗黙のルールについて話をしてきましたが、結局、あなたがギルドで何を大切してどういうメンバーと付き合いたいのかを決めることが重要だと思います。
ギルド政策もギルドルールも最終的にそこに紐づいていないと一貫性を失います。
私もたまにカリスマ性があるとか言われたりはしますが、別にそういうわけではありません。自分がどんな仲間と全力で楽しむのが楽しいのか、そのためにメンバーに何を提供したらいいかを考えて進んできたに過ぎません。
「実現したい夢や希望を持って邁進する」これに紐づいて、どう仕組みを整えれば成立するのかを追求して、色々と挑戦をしてきただけです。
暗黙のルール?どうでもいいじゃないですか。他人のよくわからないルールに振り回される程、暇してる場合ではありません。
一緒にいて楽しくない人からなんて、嫌われたっていいんですよ。ローモバは結局ゲームです。趣味の範囲です。趣味は共有できるメンバーと楽しむのが一番。
1点注意して欲しいのは、自分がやりたいことを実現しようと動く中で、趣味を共有できるメンバーに何が提供できるかだけは忘れてはいけません。これを忘れると人はついてきませんから。
他者に好かれる好かれないは、自身のやりたいことをやりつつ、自身が周囲にどれだけの価値を提供する努力をしてきたかの結果でしかないのです。
私はギルドでは仲間とやりたいことを全力で楽しむ、ブログでは全力でプレーヤーを応援するようにしています。笑